男女の恋愛観や価値観の違いはどうして起こる?
恋する女性が必ずたどり着くお悩みが『彼との恋愛観や価値観の違い』です
付き合い始めの頃は、男性も女性も恋に溺れ、互いの意見を簡単に聞き入れることができますよね。
ですが、段々と「意見が噛み合わない」と感じることや、意見のすれ違いから衝突することが増えてきます。
そして、
- どうして意見が合わないの?
- 彼を理解したいのに、ぶつかってしまう理由がよくわからない……。
- 結婚を考えるなら、今すぐにでも意見をすり合わせたいのに。
- このままでは彼と一緒にいるべきか、別れるべきか悩んでしまう。
とお悩みの女性も多いのではないでしょうか?
今回は『男女の恋愛観がすれ違う4つのシーン』を参考にしながら、男女の恋愛観の違いについて考えてみます。
シーン1.男性はどうして「愛の言葉」を与えないのか?
女性の心が「愛の言葉」を欲しがる理由は、心のお疲れサイン
女性が男性から愛の言葉を欲する時は、多くが「承認欲求」が満たされない時です。
承認欲求が満たされていない時の女性の多くは、こんな状況になっています。
- 仕事に打ち込んでいるのに成果が出ない。
- 努力に対して、周囲からの評価が低い。
- 仕事での人付き合いが上手くいかない。
こうした不満や憤りから、ストレスに弱い女性の心が砕かれ疲れてしまい、「誰かから認められて癒されたい」と強く思うようになります。
そして、その承認欲求を誰かではなく、愛しい恋人に満たして貰いたいと考え、”愛の言葉”を求めてしまいます。
しかし、男性は「愛の言葉」を簡単には口にしません。
なぜでしょう?
実は男性が女性の「好きと言って欲しい」という気持ちに簡単に応えない理由は『口下手』『シャイ』という2つの理由があります。
男性の口下手は左脳が小さいことから起きている!
まず、男性は女性ほど会話を上手に運ぶことが出来ず、『口下手』です。
女性が一日に会話で使う単語数はおよそ2万個ですが、男性はおよそ7000個という研究結果があります。
この研究結果は、女性が男性よりも言語能力をコントロールする左脳が大きいことが関係しています。
右脳=アナログ、左脳=デジタル
右脳と左脳の働きの違いはご存知でしょうか?
右脳はイメージや図形、空間把握をつかさどる働きを持っています。
対して左脳は、言葉や理論をつかさどる働きを持っています。
つまり、”右脳=アナログ”であり、”左脳=デジタル”なんです。
例えば、感動的な映画を男女二人で見終わった後に、女性の多くは「あのシーンが○○で△△だったよね」と細かい描写や感想を言葉で表現出来ますが、男性の場合は「感動した」「良かった」と表現するだけに留まる人が多いです。
男性の口下手はこの「右脳と左脳の大きさによる働く能力の違い」からきていて、左脳が小さい男性は自分の思っていることや感情を言葉に変換する能力が低いんです。
男性のシャイな気質は日本古来の「サムライ」が影響している!
また、男性が愛の言葉を簡単に口にしないもう1つの理由が「シャイ」であることに関係しています。
では、なぜ男性はシャイな人が多いのでしょうか?
この理由は、「サムライ」が影響していると言われています。
歴史をさかのぼると、江戸期以降、喜怒哀楽を表に出さないことを是とする『サムライ』を理想とする文化が受け継がれたことが関係しているでしょう。
『武士は食わねど高楊枝』ということわざにもあるように、苦しい状況でもやせ我慢をして品位を保とうとする武士の姿が美徳とされ、感情をあらわにせず、多くを語らないことをよしとする男性の理想像が出来上がったのです。
私たちの日常で「男のくせに」という言葉が出てくることがありますよね。
これには「男性は泣き言を言わないことが品位」という別の意味が秘められています。
この事からも、現代の男性にはサムライの思想が残っている事が分かります。
ゆえに、男性は日本古来の思想に自然と影響されて「シャイ」になっているんです。
シーン2.男性が「休日を一人で過ごしたい」と思う理由
「恋人がいても休日を一人で過ごしたい」と思う男性が多い理由はご存じでしょうか?
「パートナーがいる場合でも休日に一人で過ごしたいと思うことがありますか?」という質問に対し、28.7%が「実際によく一人で過ごす」と回答。次いで24.5%が「実際にたまに一人で過ごす」と回答し、一人ぼっちで充実した休日を楽しむ“ぼっち充”が半数以上いることが分かった。
また、「考えたことはないが一人で過ごす日があってもいいかもしれない」、「実際には過ごさないがたまに一人で過ごしたいと思う」と、行動にはうつしていないものの、“一人の休日”に好意的な回答をした人も20%以上いた。
【引用】「ぼっち充」増殖中!約8割のカップルがいつも一緒はイヤだと回答
このように男性が「一人で過ごしたい」と思う理由は、男性の脳が「一度にひとつのことしか出来ない」からと言われています。
例えば、男女二人が朝の身支度をしている時に、女性は「歯を磨きながら、テレビを眺め、横目でお湯が沸くタイミングを確認」と一度に複数のことを実行しています。
一方の男性は「歯を磨き終わってから、テレビを眺め、その後にお湯を沸かしに行く」というように、一度にひとつのことしか実行しません。
これは女性が男性に「のんびりしすぎよ。他の準備もして!」と腹を立ててしまいがちなシーンですが、男性は「自分なりに精一杯頑張っているから……」と思っているんです。
つまり、一度にひとつの作業しか実行出来ない男性は、「休息の時間」や「気持ちの余裕」が女性よりも圧倒的に少ないのです。
こうして疲労を溜めた男性が「一人で過ごしたい」「じっくり休みたい」と口にします。
決して男性が女性を避けている訳ではありませんし、余力がなくなるくらい疲れ切っているだけに過ぎません。
一緒の時間を過ごせない事にヤキモキしがちになりますが、女性はおおらかな心を持って、男性に休息を与えてください。
シーン3.私は仕事よりも恋を優先。でも男性はどう考えているの?
男性にとって仕事とは?
男性は基本的に「自分が有能であること」を広く示したいと考えています。
このことは生まれ持った競争本能(闘争本能)が影響していて、それが元で自分の能力を示すことが出来る『仕事』に意欲を燃やす傾向が強くなってしまうんです。
こういう男性には、女性はこの男性の本能を考慮して、男性を「褒める」ことが重要です。
男性が持つ「評価されたい」という欲を満たしてあげることで、男性は心地良さと愛情を感じます。
男性は仕事、恋愛、趣味に優先度を付けていない
女性の中には「どうして彼は仕事人間で、何よりも仕事を優先しているの?!」と疑問に思う人も多いでしょう。
しかし男性は仕事を優先にしているわけではありません。
この理由は前にも書いた通り、「男性は基本的に一つの事しか出来ない」だけなんです。
一つの事しかできないうえに、仕事には必ず〆切や期日があり、「期日までに○○を△△しなければ」と強く意識してしまう結果、女性側からみるとまるで仕事を優先しているかのように感じてしまうんです。
だから、男性からしてみれば、仕事を優先しているわけでは無いのです。女性や恋愛を軽視している訳ではありません。
男性の中で「恋の優先度」を上げる為には?
ですが、そんな一つの事しか出来ない不器用な男性にとって「恋の優先度」を上げる簡単な方法があるんです。
それは、女性が男性に距離を置いてみることです。
女性から男性へ恋のアピールを送ると、男性は「彼女は自分に惚れ込んでいる。仕事より後回しにしても大丈夫」と考えます。
女性の好意にあぐらをかく行為ですが、こういった考え方の男性は女性の想像よりも多数存在します。
ですから、女性から起こしていた行動(メール、デートのプランニングなど)を少しやめてみましょう。
男性は「あれ? おかしい。すぐに対応しなければ」と焦り、デートの必要性や連絡の緊急性を感じてくれます。
シーン4.男性は嫉妬を隠そうとしてしまう
嫉妬には男女差が有り、嫉妬が起こるポイントが違います。
男性は「肉体的な接触」、女性は「精神的な接触」で嫉妬が起こると言われています。
具体的にいうと、男性の場合はパートナーが自分以外の男性と「手を繋ぐ」「寄り添い合う」ことに嫉妬を起こします。
女性の場合は、パートナーが自分以外の女性と「頻繁に会話をする」「二人だけの秘密を持つ」ことに嫉妬を感じています。
この理由を突き詰めていくと、最終的には人間の本能に行き着きます。
まず、男性の本能は「他の男性よりも、自分の子ども(遺伝子)を多く残したい」と考えています。
自分以外の男性がパートナーに触れることで、「彼女が離れてしまったら、自分の遺伝子が残せない」「他の男性が自分よりも多く、遺伝子を残してしまう」という不安と嫉妬を感じています。
次に、女性の本能は「自分と自分の子ども(遺伝子)を守ってくれるパートナーを繋ぎ止めていたい」と考えています。
男性は「子どもを多く残す」という考え方をしていますので、本能の点ですぐに他の女性の所へと向かってしまいます。
ですから女性は、男性の興味が少しでも他の女性に移ろいかけただけで、「私からよそ見をするつもり?」「他の女性の元に行かないで!」という不安と嫉妬を感じるんです。
実は女性よりも男性の方が嫉妬深い
一般的に「女性は嫉妬深い」と言われていますが、実は根拠がないもので、ただの「イメージ」に過ぎません。
更に心理学の観点では「嫉妬は女性よりも男性の方が強い」と言われているんです。
嫉妬は、女性よりも男性の方が強いと思います。というのも、子どもが生まれた場合、女性は自分が母親であることを確実に知っていますが、男性は生まれた子どもが別の男の子どもである可能性を捨てきれません。
だから、嫉妬の心というのは、自分の子どもと確信できる女性をうらやむ男性の気持ちから、生まれたものなんじゃないかなと思います
【引用】嫉妬深いのは男?女?男女で嫉妬はどう違う?
では、どうして「女性は嫉妬深い」と誤解されているのでしょうか。
それは女性が、嫉妬を含め、自分の感情をストレートに表現出来ることが関係しています。
例えば、『恋人が自分以外の異性と急接近している。嫉妬で心がモヤモヤする』というシーンで考えてみましょう。
嫉妬をする側が女性の場合、恋人と二人になるなり「あの女性とはどういう仲なの?」と怒りや不安に駆られて詰め寄ります。
嫉妬をする側が男性の場合、自分の胸に渦まく感情や嫉妬を抱えながら、それを口にはしません。
勿論性格による個人差はありますが、この違いによって「女性は嫉妬深いもの」という誤解が出来ているんです。
どうして男性は嫉妬心を隠そうとするの?
シーン1で『男性は自分の気持ちを表現することが苦手』ということをお話しましたが、ここにもそれが関係しています。
男性は感情を抑えることに美学を感じていて、「嫉妬」を悪い感情と考えてしまい、より一層嫉妬心を隠そうとしてしまうんです。
しかし、嫉妬が小さく積み重なることで、女性に「嫉妬していることに気付いて」とアピールし始めることがあります。
例えば、『恋人である女性が自分以外の男性について話をしている』というシーンを思い浮かべてください。
こんなことはありませんでしたか?
- 妙にぶっきらぼうに相槌を打つ
- 唐突に会話以外のことを始める(雑誌を読む、テレビを観る、ペットを構うなど)
- 話の中に出てくる男性を批判・批評し始める
こういった態度以外にも男性は、いつもとは違った様子の自分を女性に見せ、「嫉妬していることに気付いて」とアピールしています。
もし女性が男性からのアピールに気付いた場合には、さりげなく会話を変えてあげましょうね。
女性が男性へストレートに「嫉妬しているの?」と指摘することで、「隠そうとしているのに。恥をかかされた」と受け取る場合があります。
嫉妬をしやすい人の傾向は、「自分に対して自身が持てない」
嫉妬をしやすい人は、男女共通して「自分に対して自信が持てない」と考えているんです。
例えば、『恋人が別の異性と親しげにしている』というシーンで考えてみましょう。
自分に自信を持つ人は、その光景を目にしても「気にしない。だって恋人は自分の元から離れる訳がないから」と考えていて、嫉妬をすることがありません。
逆に自分に自信が持てない人は、「自分には駄目な所があるから、恋人は離れていってしまうの?」という思い込みが有り、強い不安を抱えています。
更に「恋人はこんな自分を少しでも認めてくれていた存在。その恋人を奪っていく存在なんて許せない」と思い、嫉妬を激化させます。
これらの不安や嫉妬は、全て自分に対する自信の無さから起こってしまうのです。
嫉妬に燃える恋人を抑えるには、コンプレックスを認めてあげて自信を付けてもらうこと
嫉妬に燃える恋人を抑えるには、恋人に「自信を付けて貰うこと」が必要になってきます。
例えば、恋人が「目が小さくて不美人」「他の人よりも要領が悪い」というコンプレックスを抱え、そのせいで自分に自信が持てないとします。
もしあなたが「そんなことはないよ」と気休めのように言ってしまうと、「自分のことは自分が一番分かっている。適当なことを言わないで」と憤慨しまいます。
ですから、こういう場合は恋人が抱えているコンプレックスを認めた上で話をする必要があります。
具体的には「自分はあなたのそういう部分を含めて好きになったんだよ」と伝えてあげましょう。
自分に自信が持てない人こそ『自分とその全てを認めてくれる』ことを誰よりも求めています。
恋人も最初は聞き入れてくれないかもしれませんが、ゆっくりと何度でも時間を掛けて、自信を取り戻して貰いましょう。
あなたからの愛情がきちんと伝わりさえすれば、恋人が嫉妬に燃えることもありません。
男女の恋愛観や価値観の違いを埋めるには、「話し合い」「理解」「尊重」が必要不可欠
いかがでしたでしょうか?
男女がある程度の交際期間を過ごすと、それぞれの恋愛観や価値観が衝突する機会が必ずやってきます。
お互いの考え方を認めることが出来ず、そのことで心に距離を感じることもあるでしょう。
ですが、それを「仕方がないこと」として片付けてしまうことは、二人の関係性にとって良いこととは思えません。
まずは気持ちを落ち着かせてから向き合い、話し合いをしてみることから始めましょう。
決して、答えをひとつにする必要はないんです。
二人の考えが平行線であっても、愛する人がどう考えていて、何を思っているのかを理解することが一番大切なことです。
お互いの考えを尊重し合う―――
そういった温かい男女の関係性を築いていきましょうね。
一人で悩むだけでは解決に辿りつくことは出来ません
誰にも相談しないでいると、一人で延々と悩み続けることを繰り返すだけで、解決に辿り着くことができません。
状況を冷静に判断できる経験豊かな専門家へ相談することで、あなたの考え方と行動の幅が広がって、"解決への新しい糸口"が見つかるものですよ。
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